野球肩
- 野球・バレーボール・水泳など、肩のオーバーユースで痛みがある
- 自力で肩を挙げられない
- 肩を動かすと肩が鳴る
- 整形外科では異常がなかった
【目次】
ひまわり整骨院はり灸院での野球肩治療
野球肩の治療では、まず、他スポーツ障害でもよく行われる電気治療と全体的な身体のバランスを整える矯正治療を行っていきます。
全体的な流れとしては、初期治療・後期治療と2段階に分かれています。
損傷直後の初期治療は電気治療で鎮痛させる
電気治療には、鎮痛作用があり、損傷直後にアプローチすることが有効とされています。
損傷部である肩関節にハイボルテージという強めの電流8分とマイクロカレントという微弱電流1分流していきます。
痛みが強い場合、立体動態派という電流を疼痛部分にピンポイントに流すことででさらに痛みを鎮痛させることができます。
痛みが弱くなった場合、たんぱく質の合成を促す軽擦というマッサージを行っていきます。
痛みが緩和されてきたら後期治療の矯正治療へ
まずは肩関節をスムーズに動かせるようにAKAという関節の運動法を取り入れます。
ここでは、肩を屈曲・伸展・外転の3つの動作で肩関節の状態等を確認しながら、治療を行います。
野球肩のように投球を繰り返し、オーバーアーム動作を行うことで、全体的なバランスも不安定になります。
ここでしっかり根本的な治療をして、骨盤からしっかりバランスを整えていきましょう。
ひまわり整骨院はり灸院での野球肩治療の料金
電気治療(初期治療)
○高校生以下 ¥2,800(税込)
○18歳以上 ¥3,300(税込)
症状によって追加料金がかかります。
電気治療(スティック)・・・1分150円
⇒痛みが強い場合に、スティックという疼痛部分に電流を流す治療です。
矯正治療(後期治療)・・・¥4,800(税込)
骨盤矯正を含み、全体的なバランスを整える大事な治療です。
※別途保険料頂戴致します。
野球肩の対処法
まずは躊躇せずに休むことです。
使いすぎによって痛めてしまった肩を休めて安静にしてあげましょう。
痛みが強い場合は湿布を貼ったり、痛み止めの服用や肩を固定する事も必要になります。
また、肩を使った後はアイシングをすることも重要です。
負担のかかるフォームの改善、肩の筋力強化なども大切です。
こういった保存療法をしながら当院でリハビリテーションを行う事も改善への近道になります。
野球肩とは?
野球肩という名前から、野球の投げる動作で生じる痛みが野球肩だと思われていることが多いですが、実は他の腕を大きく振るスポーツでも起こりがちです。
例えばテニスのスマッシュやバレーボールのサーブなど、肩の使いすぎによって発症することが多い疾患です。
他にも身体の柔軟性不足や、肩・肩甲骨周りの筋力不足、フォームが悪いなど、色々な要因が複数絡んでいます。
野球肩の種類 野球肩にはいくつか種類があります。
痛む部位や年代によっても発症する野球肩の種類が違いますので、発症頻度の高いものをここでは紹介いたします。
インピンジメント症候群
“インピンジメント”とは“衝突”や“挟まる”という意味を持っていて、その意味のとおり、肩を使うたびに肩の内部組織に上腕骨頭が衝突して、組織が挟まることにより炎症を起こし、肩が痛むということになります。
さらに詳しく説明させていただきますと、まず、肩関節は腱板と呼ばれる筋肉に包まれるような形になっています。
また、肩関節には骨と筋肉に間にクッションがあり、腱板もこのクッションがあるため過剰な衝撃を吸収してもらい、保護されているのです。 このクッションを肩峰下滑液包(けんぽうかかつえきほう)といいます。
症状
インピンジメント症候群は、肩を動かしたり、挙上させるときに痛み、引っかかる感じやゴリゴリした違和感を感じるのが特徴です。
これは先にも述べたとおり、腱板や滑液包などが肩関節で“挟まる”という現象が起こっていて痛みが出てしまい、更に動かすことが困難となります。
また、夜、寝ている時に痛みが出ることもあります。
腱板損傷
腱板とは、棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つの筋肉から構成されています。
腕を上げる動作や、腕を内側・外側に回すような動作をする時に主に使われる筋肉です。
腱板は肩峰と上腕骨頭に挟まれている形になります。
転倒した際に肩から転んだりしても上腕骨頭から腱が剥がれる、もしくは破れたりしてしまうので、腱板損傷が起こってしまうのです。
また、ボールを投げる動作や、ラケットを振る動作、バレーボールのアタックやサーブなどの動作を繰り返し繰り返し行うことによるオーバーユースでも起こりえます。
適正なフォームでないままや、筋力不足のまま行うことにより腱板損傷を引き起こし易くなります。
その他に、加齢により腱が脆くなってしまい、ご年配の方が「五十肩って年齢じゃないんだけど…」と思っていたら、実は腱板損傷だったということもあります。
症状
腱板損傷は痛みで夜、眠っていても目が覚めてしまったり、痛みがある方の肩を下にして眠れないこともあります。
また、腕を下ろす際に痛みが出たり、自力で腕を上げることが困難となってしまうため、高いところにある物が取りづらいなど日常生活に支障が出てしまいます。
わかりやすい特徴としては、腕を支えながら挙上した際に、支えを外されしまうと耐えきれずに腕が落ちてしまうのが腱板損傷の特徴です。
リトルリーグショルダー(上腕骨骨端線離開)
リトルリーガーズショルダーは成長期の子供にしか見られないのが特徴です。
子供の骨はまだ未熟で、端には骨を作っていく細胞が集まる成長軟骨があり、大人にはありません。
成長軟骨は骨に比べると弱く、ボールを投げる動作や、ラケットを振る動作などの肩を大きく使う動作でのオーバーユースによって成長軟骨が離開してしまうことにより痛みが出てしまいます。
放っておいてしまうと上腕骨の成長にも影響が出てしまう可能性があるスポーツ障害です。
リトルリーガーズショルダーの子供の大半は肩に負担をかけてしまう投球フォームになってしまっており、下半身を使わずに投げてしまっている、所謂「手投げ」と呼ばれるフォームになっています。
手投げは成長軟骨に負担が大きくかかってしまい、痛みが増幅してしまいます
症状
ボールを投げる時、投げ終えた後、肩をねじるなどの動作をすると痛みがでます。
ルーズショルダー(動揺肩、動揺性肩関節症)
ルーズショルダーとは、その名の通り肩関節が緩く、通常の範囲よりも肩が動いてしまったり、肩が外れやすい状態を言います。 原因は、生まれつき肩関節が柔らかく不安定だったり、オーバーユースや怪我により肩関節が緩くなってしまった、またはインナーマッスルが弱く、アウターマッスルとのバランスが合わなく緩んでしまっているなどがあります。
このように肩関節が不安定な方が肩を酷使すると動作時に痛みが生じてきます。
症状
大きく肩を回す際に、元々緩くなっている肩関節はバランスを崩してしまい痛めてしまいます。さほど大きな力がかかった外傷ではなくても痛め易く、肩を使った際に疼きや痛みを感じます。
また、肩が抜けるように感じる不安定感や脱力感を感じるのが特徴です。
肩甲上神経損傷(けんこうじょうしんけいそんしょう)
肩甲骨の上のあたりを走り、棘下筋というインナーマッスルをコントロールしている神経を肩甲上神経といいます。
この肩甲上神経がボールを投げる動作、ラケットを振る動作、バレーボールのスパイクやサーブ、水泳など動作の時に引っ張られたり、圧迫されると痛みがでます。 肩関節あたりにガングリオンという腫瘤ができてしまうと、神経を圧迫してしまうので筋力低下などが起こります。
症状
神経が圧迫されてしまうと、筋力低下が起こるため、肩甲骨上の棘上筋と棘下筋が萎縮してしまう為、肩甲骨の山が目立つようになります。 弱った筋肉を使い続けると慢性的な疲労感があったり、脱力感などもあります。
また、肩甲上神経が肩の後ろ側に走っているため、そのあたりに痛みが生じます。
専門の医療機関で診察を受けましょう
上記のように野球肩と言いましても種類が多岐に渡ります。
少しでも気になるようでしたら、専門の医療機関で診察を受けましょう。
自身で判断してしまうのは症状が長引いていまったり、余計にひどくなってしまうためメリットがありません。
執筆者:代表 堀内 岳
府中市ひまわり整骨院はり灸の施術の流れ
問診票をお渡しします。
ご記入をお願いします。
お身体の調子やお痛みについて、丁寧にお話を伺います。
実際にお体の状態を検査していきます。
状態や痛みに合わせて施術を行います。
現在のお体の状態と今後の施術の方針についてご説明します。
本日の施術は終了です。
お大事に!